連節バスデビューが目標！
運転は一人ですがチームでやっている感覚です。
-
2020年入社 運転士 ＜路線バス＞
井上INOUE
- 岐阜バスに入社した当時の様子を教えてください。
-
教習も研修も大変でしたが、「同期に負けたくない！」と思い、やり通せました。
バスの運転士は幼い頃からの夢でしたし、地元で働きたかったんです。岐阜バスは、小学校の塾通い、中・高・大学時代も通学などで利用していて親しみがありました。
大型二種免許取得のために教習所で初めてバスを運転した時には、想像以上に難しくて、諦めようと思ったくらいでした。何とか免許を取って、その次は会社で教習や研修があるのですが、こちらも大変でした。全てが初めてで覚えることも多く、家に帰るとぐったりする毎日でした。ただ、負けず嫌いの性格で、総合職の同期にも負けたくないという気持ちもあってやり遂げ、予定通り運転士として独り立ちしました。
初日のことは忘れられません。小雨降る、金曜の朝のラッシュ時のスタート、いきなり試練でした。始発からお客様が待っていて、雨が土砂降りになって・・・。車内はお客様でいっぱい！その分の重量でアクセルやブレーキの感覚も、教習時とは全く違っていて、初心者マークを付けたい気分でした。遅れることは覚悟して、まずは事故をしない、バス停を飛ばさないことを優先し、何とか2〜3分遅れで初日を終えることができました。
3ヵ月間くらいはそんな緊張の連続でした。今は運転も楽しめていますので、当時の自分には、「諦めるなよ！」と言ってあげたいです。
- 職場の雰囲気はいかがですか。
-
何でも話せるアットホームな職場で同期とも仲が良く、恵まれた環境です。
運転士は孤立した仕事だと思っていましたが、違いました。アットホームで居心地の良い職場で、父親やおじいちゃんくらいの先輩もいますが、皆気さくに話ができる雰囲気です。些細な情報交換もできて、運転する上でも学びになっています。また、「嫌なことがあったらためずに吐き出せ、楽になるから」と言われ、お互いにそうしています。もちろん運転は一人ですが、バス同士ですれ違うだけでも嬉しいし、チームでやっている感覚です。
また、職種や職場は違いますが同期にも恵まれ仲が良く、お互い刺激し合ったり情報交換をしたり、プライベートでも一緒に出かけたりしています。
- やりがいや喜びを教えてください。
-
地域の役に立っている実感があり、いろんなバスを運転し成長を感じます。
何事もなく終点に着いて、お客様が全員無事に降りて行かれた時には、まずホッとしますし、よかったという達成感があります。高齢者や子どもたちが利用してくださったり、過疎地域を走る時などは、交通機関として地域の役に立っているという実感が持てます。何より、お客様が会釈をしてくださったり直接「ありがとう」と言ってもらえると嬉しくて、心がハッピーになります！
また、岐阜バスはいろんなバスが運転できる点も魅力です。毎日違うタイプのバスなので自分の技術アップになり、成長も感じられています。経験を積んで評価され、いつか、東海地方でも岐阜バスにしかない全長18mの連節バスを運転したいですね。最年少20代デビューを狙います！
仕事をする上で大切にしていることは、平常心です。自分のルーティーンとして、必ず始発出発前に深呼吸を10回しています。これは親に言われて子どもの頃からやっていることなのですが、どんな時でも自分を落ち着かせ、自分をうまくコントロールするきっかけになっています。
- 岐阜バスの運転士を目指す方へのメッセージを。
-
僕たち20代、30代で、岐阜バスも、岐阜の地域も盛り上げていきたいです！
バスの運転士は年配の方が多いので、若い方にたくさん入ってもらって、僕たち20代、30代で、岐阜バスも、岐阜の地域も盛り上げていきたいです！
「好きこそものの上手なれ」です。バスでも運転でも接客でも、好きなこと、興味や関心を持てることなら、楽しめるし続けられると思います。僕はバスが好きで運転士に憧れ、みんなのお陰もあって大変なことも乗り越え、今年で4年目。運転士の仕事も楽しめています。一緒にがんばりましょう！
